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心と経営の力学 【No.4】 ものづくり補助金に関する素朴な疑問②「どのぐらいの確率で採択されるの?」

ものづくり補助金に関して、お客様からよく寄せられるご質問にお答えします。 第2回目は、「どのぐらいの確率で採択されるの?」です。 折角手間をかけた申請書がどのぐらいの確率で採択されるか? 気になるのは当然だと思います。そこで、過去6回の結果をまとめてみました。 monoho_pass_rate1 予算額と補助金の最大額によって実施年度によって多少前後しますが、採択率は概ね40%程度です。つまり、10社が応募して4社が採択される結果です。 ちなみに昨年は、過去の中で最も高く50%程度でした。これは、昨年は製造業の景気が全般的によく工作機械メーカーの設備納期が逼迫したため、事業実施期間内に設備納入の目途がたたず辞退者が相当数でた結果、見かけ上採択率が上昇したのではないかと想定されます。 今年(H30)に関してですが、ものづくり補助金の事務局の募集案内には、採択予定件数「約1万件」とあります。今年は工作機械の需要も随分落ち着いているようなので、恐らく昨年のような特異事項はなく、例年並みの40%前後になるのではないかと、予想しています。 その他、補助金原資が税金で賄われるという関係上、各県への予算配分も予めほぼ決まっているようです。ちなみに県毎の過去の結果を確認すると、長野県の場合2.6%前後ですので、今年の採択者数は260社程度と予想されます。 どうでしたか、「採択率40%」は一見すると高い壁のようにも感じられますが、ポイントを押さえて申請書を作成すれば、十分採択される可能性がある数値でもあります。 それでは、「どうすれば採択されるのか?」という疑問に次回はお答えします。