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当社だけで、ファンドの出資を引出すことは到底できませんでした。

株式会社 柿の木冷温フーズ

代表取締役 : 清水 信夫

Q:当社に依頼された経緯を教えてください。

当社は、国内では数少ない「冷凍キノコ」を製造している会社です。もともと、生食用キノコを生産している親会社の1事業としてスタートしましたが、お陰さまで好評をいただき本格的な工場や生産ラインを作らないと、これ以上のお客様の需要に応えられない状況になっていました。

検討内容も多岐にわたる大規模な投資となるため銀行に相談したところ、平田先生をご紹介いただきました。

Q:実際、どんな形で進められたのですか?

はじめに、平田先生のご支援を受けながら、市場規模や引合い状況から将来的に展開するビジネス規模を設定した上で、製造に必要となる工場や設備の規模を決定しました。次に、それをもとに必要な投資額を積算していきましたが、当初想定していた投資金額を大幅に上回ることが判明しました。

冷凍事業は市場の引合いも強く手ごたえを感じていたため、ここで一気に事業規模を拡大したいと思う反面、投資が多額になった事で少し悩んでいたところ、『市場ポテンシャルや競合状態を考えるとファンドから出資してもらえる可能性があるのではないか』というアドバイスを平田先生より頂き、その方向で進めることにしました。

そこで、先ずは大まかな事業計画をファンドに説明したところ高い関心が得られたため、出資判断に必要となる詳細資料を一緒に作ってもらい、何度か説明会にも同席してもらいました。その甲斐があって、最終的にファンドから出資を受け、新会社の設立と新工場を稼働することができました。

Q:依頼してみてどうでしたか?

先代より事業承継した会社ということもあって、私が経営者として大規模な工場や製造ラインを作るのは初めてでした。何から検討すれば分からない状況の中、的確に指示や支援をいただけたので大変心強かったです。

また、ファンドから出資を受けるのも初めてでしたが、『数年後に投資に見合うExitができるか?』と点をとてもシビアに判断するため、非常に多くの資料を提出する必要がありました。10年分の収支計画はもちろん、その根拠となる裏付け資料の精度が求められ、消費税や法人税の税額計算書や、新設会社の資産台帳まで提示する必要がありました。当社の提出資料の中で、ファンドの方が最も関心していたのは、詳細な市場分析による販売計画の信頼度と製造原価の緻密さで、投資判断の決め手になったとのことでした。

当社だけで、ファンドの出資を引出すことは到底できませんでした。ありがとうございました。
 その後、平田先生には事業運営に関しても継続的にご支援いただいており、順調に事業が拡大しています。

ご感想有難うございました。

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